チャプター 122

ベアトリスはファイルを握る指先にぎゅっと力を込めた。返す言葉が見つからなかった。彼女は最高の素材を使って最も精巧な作品を創り出すことばかりに気を取られ、魅力に欠ける利益率から無意識のうちに目を背けていたのだ。

「二十五ページを開いて。『イーグルクロウ』の留め具の構造図だ」フレデリックは低く落ち着いた声で続けた。「君のデザインが印象的であることは認めよう。だが、実際の鋳造における歩留まり率を工房に確認したのか?」

ベアトリスは唇を真一文字に結んだ。確認などしていなかった。ただデザイン画を描き、それをレオに渡しただけだった。

フレデリックは彼女の代わりに答えた。「六十パーセントだ。つまり、十...

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