チャプター 166

「今日はもう、お祖母様の気性には十分振り回されたんじゃないか?」とフレデリックは尋ねた。

ベアトリスは確かにうんざりしていた。パーティーでのエリーザの立ち回りを思い出すだけで、いまだに頬が熱くなった。

「でも……」

「でも、はない」フレデリックは彼女の言葉を遮り、カフスボタンを無造作にナイトテーブルの上に置いた。「君はベッドを使えばいい。僕はソファで寝るから」

ベアトリスは呆然とした。そして、高価なレザーソファへ視線をやった。いくらゆったりしているとはいえ、一八五センチを超えるフレデリックの長身では、とうてい快適な睡眠など得られないだろう。

「そんな必要はないわ」彼女は思わず口走った...

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