第175章

フレデリックの視線は数秒間彼女に留まり、その喉仏がほんのわずかに上下した。

ベアトリスはエルシーとヒラリーの元へまっすぐ歩み寄ると、二人の手首を掴んだ。「別の湯を探しましょう」

「え?ここのどこがいけないの?完璧に見えるけど」エルシーは首を傾げた。

「人が多すぎるし……それに、うるさいから」

そう言い捨てて、ベアトリスは友人たちを引っぱってその場を離れた。

彼女たちはもっと人目につかない別の露天風呂を見つけ、あとに残されたフレデリックとルーカスは気まずい沈黙に包まれた。

ルーカスは鼻の頭をこすり、小声でぼやいた。「フレデリック、どうしてあんな真似するんだ?ベアトリスの黒い水着姿、す...

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