第179章

下山の道中、ルーカスはわざとフレデリックのそばへと歩み寄った。

フレデリックは顔を上げることもなく、冷たい声で言った。「何か言いたいことがあるなら言え」

ルーカスはすぐさま距離を詰め、まるで宝物でも披露するかのように自分のスマートフォンを取り出した。

彼は写真を開いて差し出した。「フレッド、俺の最高傑作を見てくれよ!」

フレデリックの視線が画面に落ちた。

写真の構図と光の加減は完璧で、その瞬間の空気を余すところなく捉えていた。

彼は長いことその写真を見つめていたが、やがて顔を上げ、全身で『褒めてくれ』と訴えかけているルーカスに目を向けた。

「悪くない」と彼は評した。

「当然だろ...

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