チャプター 201

寝室のドアが押し開けられた。

明かりはついておらず、分厚いカーテンが外からの光を完全に遮断していた。

鼻をつくような、息が詰まるほどの強烈なアルコールの臭いが空気に重く立ち込めている。

床には空き瓶が散乱し、足の踏み場もない。高価なペルシャ絨毯は、正体不明の染みでひどく汚れていた。

アリシアの顔は一瞬にして青ざめた。

彼女はドア枠を強く握りしめ、かろうじて立っているのがやっとだった。

ここはもはや家などではない――廃墟であり、墓場だった。

「フレデリック」震える声で彼女は呼びかけた。

何の返事もない。

デニスが慣れた手つきで壁のスイッチを探り当て、それを押した。

クリスタル...

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