第二十五章

デイジーは鈍い音を立てて、携帯電話を分厚い絨毯に力任せに投げつけた。

ハティは少し離れた場所に立ち、目を伏せ、心を無にして、まるで何も見ておらず、何も聞こえていないかのように振る舞っていた。

しばらくの沈黙の後、デイジーは携帯電話を拾い上げ、どこかへダイヤルした。

「お祖父様……ええ、私はここでとても楽しくやっているわ。フレッドったら……本当に私に優しくしてくれるの。私が不便な思いをしないようにって、わざわざ秘書の方をつけてお世話をしてくれているのよ……ううん、違うの。彼はただ、仕事がとびきり忙しいだけ。心配しないで。私、もう何日かここに残って、彼のそばにいてあげたいの」

スチュアート...

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