チャプター 63

リアムの口調は落ち着いていて飄々としており、まるで事実を述べているだけのようだった。

ベアトリスはまたしても呆然とした。

宝飾デザインの副専攻?

フレデリックは幼いころから後継者として育てられてきた。乗馬もできる、弓も射られる、絵も描ける、ピアノも弾けるし、ゴルフだって……だが最終的には、専攻は金融にするのが当然とされていた。

その副専攻でさえ、彼女が長年ひたむきに積み重ねてきた学びを軽々と上回っている。

ベアトリスは生まれて初めて、「上には上がいる」という言葉の意味を、骨の髄まで思い知らされた。

けれど、どうしてフレデリックがこんなことを学ぶのだろう。高級市場を理解するため? そ...

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