第六十八章

エリザはベッドに上体を起こし、写真のアルバムをめくっていた。ベアトリスが入ってくるのを見ると、嬉しそうに手招きした。「ベア、こっちへおいで」

ベアトリスはミルクを渡し、ベッドの縁に腰を下ろした。「おばあちゃん、パーティーのことで無理をして体を壊すなんて割に合いませんよ」と、彼女は優しく言った。

エリザは軽く睨みつけるようなそぶりを見せたが、その瞳には面白がるような光が宿っていた。「見透かされていたってわけかい? 本当に賢い子だね」

「おばあちゃんの演技力には敵いませんね」ベアトリスは微笑みながら答え、その目にはいたずらっぽい光が瞬いた。

二人はふふっと笑い合い、しばし部屋の中に静寂が訪...

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