第七十一章

アレッサンドロの深い青の瞳が、かすかな吟味の光を走らせた。レティシアの言葉が、彼の警戒心を確かに刺激したのは明らかだった。

彼は協力者に対し、何よりもまず視野の純度とプロとしての姿勢を求める。もしベアトリスが、金持ちの妻が暇つぶしに手を出しただけの存在にすぎないのなら、この提携の価値は根本から見直さねばならない。

ようやく緊張を察したレオは、レティシアと無表情なベアトリスの顔を見比べた途端、笑みを貼りつかせたまま固まった。額には汗が玉になって浮かぶ。

張りつめた空気のなかで、ベアトリスがふいに笑った。先ほどまでの丁寧で距離のある微笑ではない。もっと軽く、どこか愉快そうな色を含んだ笑みだっ...

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