第113章

考核官がやってきて照合を行い、桐生椿が確かに課題を完了していると確認すると、そのまま退室を許可した。

残った面々の多くが、桐生椿を羨望の目で見た。

――早すぎるだろ。

ハッキング技能が基準を満たした者は制限時間ギリギリまでに全員提出を終え、腕の足りない者は潔く棄権した。実力差という現実からは、逃げようがない。

桐生椿が最初に出てきて、ほどなくして二番手が金田未佳だった。

金田未佳は出てくるなり桐生椿を値踏みするように眺める。

「思ったより、やるじゃない」

「私が通るの、意外だった?」

「ええ。でもまだ三つ残ってる。ずっと勝ち続けられるわけないでしょ」

「そう? じゃあ、見届...

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