第116章

「私たち二人とも、9項目の審査を通過したってこと? それって、特殊任務班に入れるってことだよね?」

「理屈の上ではな」桐生椿の返事は、どこか投げやりだった。

だが金田未佳は嬉しさが勝ち、そんな違和感に気づきもしない。

彼女はいま、一刻も早くその“特殊任務班”へ入りたかった。そうすれば、聞くだけで背筋が寒くなる謎の001が、いったい何者なのかを突き止められる。

「やった! 今すぐ責任者のところに行こう!」

責任者は、その場にいた。だが金田未佳は彼が誰か、見抜けなかった。

桐生椿が視線で「黙って」と合図すると、責任者は無言を選ぶ。

そして金田未佳は、その場を離れていった。

「これ...

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