第124章

金田未佳は彼らを見回し、平静を装って言った。

「あなたたち……全員、考核員なの?」

桐生椿が淡々と返す。

「違う」

「違う? そんなはずない。じゃあ、なんで偽物なんか使ってるのよ」

「お前相手に、本物の弾を無駄にする必要がないからだ」

言い終えるが早いか、桐生椿が金田未佳へ突っ込んだ。

真正面からのぶつかり合いは、地力がそのまま出る。桐生椿は相手がどんな搦め手を使おうと怯まない。対処の引き出しはいくらでもある。

踏み込み一発、正面のストレート。鼻梁をへし折る勢い。

金田未佳は首を傾けてかわし、掌で桐生椿の肘を叩き落とす。体を横へ流して崩し、そのまま腹へ蹴りを叩き込む――その...

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