第125章

「誰が私を001だなんて言ったの?」

桐生椿は自分の正体をまるで認めない。そうすることで、金田未佳の思考をわざと乱すつもりだった。

「001じゃない? だったら、あいつはどこにいるの?」

「当然ちがう。私は――あんたらを足止めしに来ただけ。信じる信じないは勝手だけど、今ここで逃げたら、その瞬間に拘束されるわよ」

「なら、先にお前を殺す!」

金田未佳にとって、001の前で正体が割れるなら――まだ“名誉”で済んだ。

だが現実は、桐生椿に見抜かれたうえ、目の前で弄ばれた。

屈辱。胸の奥が焼ける。

死ぬなら、こいつも道連れだ。

「死ね!」

突っ込んでくる金田未佳を見て、桐生椿は笑...

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