第141章

桐生椿の言葉は、タコの胸を打った。

タコは嗚咽を噛み殺しながら言う。

「たとえ処分を受けても……今回は絶対、全力で協力する。クラゲを助け出そう」

「うん!」

通話を切った桐生椿が振り返ると、少し離れた場所に九条蓮が立っていた。いつからそこにいたのか。どこまで聞かれたのか。

「電話、終わったか」

彼はそう言って、ミネラルウォーターを差し出してくる。

桐生椿は受け取らなかった。

「戦神、あなたにも上から連絡が入ったでしょ。私たち、共同でX国へ行って極秘任務――ってやつ」

「……ああ」

「今回の指揮は私。あなたは補佐。内容はX国に着いてから、向こうで接触してくる人間が詳細を伝え...

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