第147章

その場にうつ伏せになっていた男は、目の前の「仲間」が別人だとまるで気づかないまま、桐生椿の探りに律儀に答えた。

「黙ってろ。上から言われてんだよ。今回捕まえた女は“001”の一味だってな。001のやり方はいつだって迅速果断、危険だろうが踏み込んでくる」

「しかも、あいつは身内に甘いって話だ。今回は自分の人間がやられた。見捨てるはずがねえ」

「ここで001を釣れたら、国家最高勲章モノだぞ。破格の報奨金までつく」

「想像しただけで血が騒ぐぜ」

桐生椿は、思わず鼻で笑った。

やっぱり。狙いはそれだ。――自分を待ち伏せして、救出に来たところを叩く。

だが、なぜ連中はクラゲが自分と同じチ...

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