第55章

翌朝早く、藤崎弥生たちが桐生椿を起こしに来た。

ところが――桐生椿はすでに、エレベーター前の待合スペースで彼らを待っていた。

名門クラブの教師と校長に引率され、生徒たちは再びバスに乗り込み、今回の試合会場である帝都へ向かう。

この試合は、言ってしまえば二大スクールの「格付け」を決める覇権争いだった。勝った側が帝都公認の第一スクールとなる。名誉はもちろん、今後の投資額にまで直結する――至高の称号だ。

観客席では、月影の校長と名門クラブの校長が真正面から火花を散らしていた。どちらも一歩も引かない気迫で、互いに「認めるものか」という意地が滲んでいる。

今回、両スクールの顔は広い。武術各分...

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