第151章 藤崎さん後悔しても及ばない

彼が黙り込んでいるのを見て、久保湘子は篠原瑤が見つからず、焦っているのだろうと察した。

普段は高慢で、常に気高く誇り高い男が、今は少しばかり狼狽した様子を見せている。彼女は、篠原瑤の行き先を彼に教えるべきか、迷った。

もし計画に問題がなければ、篠原瑤は今頃Z市にいるはずだ。

篠原瑤が避けようとしているのは三上美竹母娘とあの殺し屋であり、彼女の計画が藤崎隼人にまで隠されていたとは思いもしなかった。おそらく、篠原詩織がまだ藤崎家に住んでいるため、篠原瑤は藤崎隼人を信用できなかったのだろう。

「もし篠原瑤さんが誘拐されたと思うなら、私に言っても無駄よ。警察に行くべき。もし誘拐されていなくて、...

ログインして続きを読む