第310章 彼女のベッドにこっそり登る

彼女は藤崎隼人を引き連れて階下に降り、まっすぐダイニングへと向かった。

食事が終わると、彼女は主寝室へ戻ったが、藤崎隼人がついて来るのは許さなかった。

昼間に寝すぎたせいで、夜になっても少しも眠気は訪れず、ベッドに横たわったままぼんやりとしていた。

十二時が近づいた頃、ドアが「カチャリ」と音を立て、続いて押し開けられるのが聞こえた。大柄な人影が、足音を忍ばせて入ってくる。

それが藤崎隼人だと、彼女はすぐにわかった。足音だけで彼だとわかるのだ。

起き上がって明かりをつけようかと思ったが、考え直して動かなかった。藤崎隼人が近づき、ベッドに上がってきて、彼女の隣に横になるのを、そのままにし...

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