第336章 彼女の部屋を占領する

彼女はぼんやりと座り込んでいた。どれほどの時間が経っただろうか、玄関の方から鍵を開ける音が聞こえてきた。

顔を上げると、そこには外から戻ってきた篠原詩織の姿があった。

篠原詩織が身につけているスカートはボロボロで、明らかに誰かに引き裂かれた跡がある。頬には赤く腫れた平手打ちの跡が残り、髪もひどく乱れていた。

篠原詩織は週に三回、黒沢西のもとへ通っているはずだ。曜日は決まっていないが、一度行けば一晩中帰ってこない。昨夜は部屋で寝ているものと思っていたが、この惨めな有様を見るに、また黒沢西のマンションに行っていたに違いない。

着衣の乱れた女が玄関でスリッパに履き替えるのを見て、私はたまらず...

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