第405章 何座なの?人格分裂しすぎ

渋谷奕がドアを激しくノックした。

「知佳、なんの検査にそんな時間をかけてるんだ?」

「……」

「開けろ」

「知佳?」

しばらく待っても、遠山知佳からの返事はない。

彼はドアノブを掴んで強引に回し、扉を開け放つと、中を覗き込んだ。

ベッドの上で遠山知佳がぐったりと伏せているのが見える。彼は車椅子を素早く走らせてベッドサイドに寄り、まずは彼女の額に手を伸ばした。

「なにするの?」

遠山知佳は驚いたように彼を見上げた。「また熱が出たと思ったわけ?」

「ああ」

「熱はないわ。ただ、ちょっと疲れてるだけ」

渋谷奕は手を引っ込めた。確かに彼女の体温は正常だった。

「どんな検査をし...

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