第5章

 三か月。

 そのほとんどのあいだ、カーテンは閉め切ったままだった。そうするつもりで決めたわけじゃない――気づいたらそうなっていた。何もかもに注意を払えなくなると、物事は勝手にそういうふうに転がっていく。何時間もろくに手を動かさずに座り込み、脱出計画を頭の中で繰り返しては、自分が見落とした綻びを探した。やがて二十回も検討し直していたことに気づく。計画は盤石で、結局私はただ座っているだけだった。

 朝によっては、考える前にスマホを手に取ってしまうことがあった。

 親指はもう動き出している――彼の番号、遅れるというメッセージ、五年間当たり前だった何か。それでようやく我に返って、スマホを置き...

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