第137章 一緒に寝た!

屋内で、水谷瑞貴は客室にしばらく立ち尽くしていた。

シーツは新しく替えられていて、灰色。皺ひとつない。

高田さんが昨日たしかに洗ったばかりで、洗剤の淡い香りがまだ残っている。

彼はベッドを一瞥しただけで、腰を下ろさなかった。

踵を返して扉を開け、寝室の前まで行くと、手を上げてトントンと二回ノックする。

若林星奈はちょうどパジャマに着替え終え、ベッドの脇で掛け布団を整えていた。ノックの音に気づいて、扉を少しだけ開ける。

「どうしたの?」

「客室のシーツに問題がある」

若林星奈は眉を寄せた。

「問題って? 高田さんが昨日替えたばかりよ」

「匂いがする」

「どんな匂い?」

...

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