第139章 緊急会議

「証拠ならある」

神田健斗はジャージの内ポケットからUSBメモリを取り出し、テーブルへ放った。

「あの運転手が受け取った金は三回噛ませてある。元を辿れば、神田晃が持ってる建材会社の法人名義口座だ」

若林星奈がUSBメモリを手に取る。

「入出金の履歴、時刻、IP、全部入ってる。事故の三日前、神田結愛と運転手の通話記録もな。通話した場所も特定できる。あいつは逃げられない」

「いつ調べたの?」

「ベッドに寝てる間だ」

神田健斗は口の端だけで笑った。

「連中は俺が記憶喪失だと思って、病室の前で『株をどう移すか』相談してた。頭に包帯巻いてただけで、耳まで潰れちゃいない」

若林星奈はU...

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