チャプター 10

ダンテ・カステリ

俺は自分のかわいい子ウサギを見つめた。体は強張り、目は大きく見開かれ、青白い頬を涙が伝っている。彼から滲み出る恐怖は、手で触れられそうなほど濃厚だった。

俺は優しく微笑んだ。

「心配するな、子ウサギちゃん」俺の声は低く、熱を帯びて不明瞭に、ほとんど囁き声のように漏れた。「きっと気に入るさ」

俺は彼の腰に手を回し、触れるたびに伝わってくる無意識の震えを感じ取った。この馬鹿げた制服は隠しすぎだ。俺が見たいものすべてを覆い隠している。そのクソみたいな服を引き裂いてやりたいという衝動が、秒ごとに強まっていく。

「お、お、お願いします……こんなこと、しないで……」

その懇願...

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