チャプター 11

ダンテ・カステリ

「もしあれが本当に自然な反応だったとしたら……間違いなく、俺が味わった中で最高に美味だったな」

俺は満足げな笑みを浮かべ、からかうように言った。あいつの全身が屈服した……あんな姿を見るのは愉悦だった。

彼は制御できないほど震え、呼吸は荒く、頬を涙が伝っていた。

「い、嫌だ……こんな感覚、耐えられない。お願いだ、お願いだから……他の誰かを選んで、僕を放っておいてくれ」

絶望に打ちひしがれ、弱々しい声が漏れる。

俺の表情が険しくなった。俺はあいつの顔を強く掴み、無理やりこちらを向かせた。

「今まで我慢してやってたんだぞ」俺の声色は氷のように冷たかった。「だが、お前は...

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