チャプター 12

ダンテ・カステリ。

俺は角度を調整し、彼の体が崩れ落ちるような敏感な場所を探り当てて突き入れた。前立腺を捉えた瞬間、鋭い悲鳴が空気を切り裂く。無意識に反り返る背骨、肌を走る震え。それらは俺がすでに知っていた事実を裏付けるものだった。

予告もなく、イライジャは果てた。その体は病みつきになるほどの強さで俺を締め付ける。俺の喉からは掠れたうめき声が漏れ、快楽が液状の炎のように体内を駆け巡った。

「クソッ、そんなに締め付けられると……たまらないな」俺は荒い息を吐き出し、理性を飛ばさないよう必死に堪えた。

俺は彼に覆いかかり、顔を掴んで無理やりこちらを向かせた。彼が抗議する間もなく、俺は激しく唇...

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