チャプター 15

ダンテ・カステリ。

俺は満たされていた。

深く、満たされていた。

昨夜は、俺がこれまで抱いたどんな空想をも凌駕していた。

俺は自分の小ウサギに目をやった。そのためらいがちな歩み、痛む身体が、昨夜起きたことのすべてを物語っている。

あいつの首筋に散らばる痕を見て、口元に勝ち誇った笑みが浮かぶ――誰の所有物であるかの証明だ。それは言葉にできないほどの喜びを俺に与えた。これでもう、誰もあいつに触れようとはしないだろう。

何ヶ月もこの瞬間を渇望していたが、現実は常に想像を上回るものだ。あいつの匂いがまだ俺の肌にまとわりついている――その柔らかさ、その味……。もはや単なる執着ではない。あいつ...

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