チャプター 37

ダンテ・カステリ

興奮が全身の細胞を駆け巡った。欲望が燃え上がり、飽くことを知らず、肌のすべてを焦がしていく。イライジャがあのように捧げられ、無防備で従順な姿をさらしているのは、まさに極上の光景だった。

彼が俺を選んだということ……それは至高の喜びだった。

俺は彼の手を胸から腹へと滑らせ、指の下で筋肉が緊張するのを感じた。俺が触れるたび、彼のすべての繊維が反応している。柔らかい肌の感触とは対照的に、呼吸は乱れ、体には微かな震えが走っていた。まるで理性のタガが外れる寸前のようだ。

潤んだ瞳、頬を染める激しい紅潮、空気を求めて開かれた唇……彼のすべてが俺を求めて叫んでいる。すべてが、罪への...

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