チャプター 68

ダンテ・カステッリ。

覆いかぶさる彼の瞳が純粋な欲望で輝いているのを見た瞬間、熱く圧倒的な快楽の波が俺の体を駆け抜けた。

俺の「ウサギ」がついに理性を手放し、自身の感情に飲み込まれようとしている。

イライジャが欲情に溺れ、俺に屈服する姿を見るのは、この上なく最高に興奮する光景だった。

彼の温かい唇が肌に触れ、首筋へと滑り落ちてくると、俺の筋肉は本能的に強張った。

一度のキス、そしてまた一度。さらにゆっくりと舐め上げられ、俺は思わず息を呑んだ。手はマットレスの上で拳を握りしめる。彼の口が触れる場所から熱が増し、肌が焼けるようだ。

すると彼は俺の肩を強く噛み、俺の口からは掠れた笑いが漏...

ログインして続きを読む