チャプター 71

イライジャ・ヴォーン

「ダンテ!」俺は息を呑み、シーツを握りしめた。秒ごとに膨れ上がる快感を抑えきれない。

彼は喉を鳴らし、熱い吐息を俺の肌に吹きかける。片手を俺の脇腹へと滑らせ、腰を掴んで固定すると、その動きを加速させた。

「キツいな……俺にぴったりだ、イライジャ」

突かれるたびに紡がれる言葉が、俺の頭をクラクラさせる。彼のこと、この熱、そして俺を完全に支配する圧倒的な快感以外、何も考えられない。

貪るような、求めるようなキスが俺の唇を捕らえた。互いの息が混じり合い、飢えた口づけの中でくぐもった喘ぎ声が漏れる。

俺の舌が彼の口内へと侵入し、もっと彼を感じたくて必死になる。下唇を甘...

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