第97章

ダンテ・カステリ

俺は、安らかに寝息を立てて熟睡している俺の可愛いウサギを見つめていた。

慎重に彼の体を寝返りさせると、彼は眠りながら小さく唸り声を上げた。

完全に疲れ切っていたのだ。

俺はベッドの端に腰を下ろし、口元に微かな笑みを浮かべながらその光景を眺めた。

なんて愛おしいんだ。

早く彼に世界を見せてやりたい。惑星を間近で観察できる場所へ連れて行ってやりたい。特に、彼が大好きな土星を。

この少年は俺を掌の上で転がしている。だが、俺はその感覚を愛しているのだ。

彼が主導権を握る時、状況を支配する時、特にセックスの最中の彼がたまらなく好きだ。

彼は大きく変わった。素晴らしい男...

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