第106章

 食事を済ませると、小林絵里はキッチンをきれいに片付け、ゲストルームへ向かってシャワーを浴び、眠りについた。

 心地よい眠りについて、朝を迎えた。

 翌日。

 彼女がゲストルームから出たとき、すでに坂田和也の姿はなかった。

 絵里はリビングに立ち尽くし、少し考えてから決意した。やはり、鍵を交換しなければ。

 少なくとも、次に彼が締め出されたとしても、管理会社を巻き込むような事態にはならないはずだ。

 思い立ったが吉日。絵里はすぐに業者を手配し、ほどなくして鍵の交換業者が到着した。

 今回彼女が選んだのは、指紋認証と暗証番号を備えたスマートロックだ。

 暗証番号を知っているのは...

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