第125章

古川修一はビクッとして、慌てて手を引っ込めた。

「いや、なんだよその顔? もしかして、お前もうちの会社と契約したいのか?」

坂田和也は冷ややかな目でステージ上の二人を睨みつけていたが、やがて視線を外し、最前列のボックス席へと目を向けた。

「庄司一火」

庄司一火が即座に進み出る。

「はい、坂田社長」

坂田和也は冷徹な声で命じた。

「松本桜がここにいる。個室へ連行しろ」

そう言い残すと、そのまま脇の階段へと歩き出した。

庄司一火は頷き、最前列のボックス席へと向かう。

古川修一はぽかんとした。

「どういう状況だ? 松本桜って誰だよ? なんで捕まえるんだ? おい坂田和也、無視し...

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