第165章

小林絵里は会社で孤立していた。

誠達との提携プロジェクトチームからも外された。プロジェクトはすでに最終段階に入り、こちらの人員にはもう用がないからだ。

その通知を受けた時、小林絵里は予想通りだと感じた。

彼女の心はすでに落ち着きを取り戻し、日常の雑務を淡々とこなしている。

ただ、他の同僚の目にも彼女が孤立していることは明らかで、以前は彼女に媚びへつらっていた者たちも、次々と距離を置き始めた。

かえってその方が、彼女にとっては清々しかった。

昼休み、一人の配達員がやって来て、声を張り上げた。

「小林絵里さんへのお届け物です!」

小林絵里は一瞬動きを止めた。何も買っていないのに、...

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