第200章

小雪:『古川兄さん、本当に優しすぎます。どう感謝していいか、わかりません』

小雪:『(涙のスタンプ)』

アホ:『いい子だから受け取っておけ。何かあったら俺に言え』

小雪:『ありがとうございます、古川兄さん』

松本桜は送金の受け取りボタンをタップし、振り込まれた二十万という数字を見つめながら、口元に冷たい笑みを浮かべた。

「松本桜!」

だがちょうどその時、寝室から男の声が響いてきた。

桜はうんざりしたように目を剥くと、LINEのアカウントを元に戻し、寝室へと足を踏み入れた。

「何?」

つい先ほど二十万円をせしめたばかりだからか、今の古川修一がほんの少しだけマシな男に見える...

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