第397章

小林絵里はこくりとうなずいた。「うん」

 それから松本桜に目を向ける。「行こう。一緒に来て」

 「無理」

 「やだ」

 ほぼ同時に、二つの声が重なった。

 ひとつは松本桜。彼女は露骨に嫌そうな顔で坂田和也を一瞥し、「あいつと同じ屋根の下とか絶対イヤ。夜中に包丁で刺しちゃいそうだし、わたし牢屋なんて入りたくないもん」

 小林絵里「……」

 坂田和也は冷えた声で言い捨てる。「地下室に放り込め。あの連中と一晩寝かせてやれ」

 「てめぇ……!」

 松本桜が今にも爆発しそうな勢いで睨みつける。

 小林絵りが慌てて口を挟んだ。「じゃあ、先に桜を家まで送ろう」

 そのとき、古川修一の...

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