第404章

かすかに、誰かが助けを求める声が聞こえた気がした。

「ん? 今、何か聞こえなかったか?」古川修一が坂田和也を見て、怪訝そうに尋ねる。

坂田和也は冷えた表情のまま、「いや」

「俺の聞き違いか。行こう」

坂田和也はそれ以上口を開かず、視線を落としたまま古川修一と個室へ入った。

小林絵里は必死に助けを叫び続けた。けれど、誰も来ない。顔に絶望が滲む中、なおも酒を無理やり飲まされていく。

「バンッ!」

その瞬間、勢いよく扉が開き、誰かが飛び込んできた。個室の光景を見た途端、男は叫ぶ。

「警察に通報しました!」

それを聞いた連中の顔色が、一斉に変わる。

「ちっ、どこのガキだよ。余計な...

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