第434章

「まだ聞くの? いったい何がしたいわけ?」

古川修一は両手を腰に当て、ベッド脇に立ったまま、見下ろすように松本桜を見た。

放り投げられるみたいにベッドへ落とされたせいで、彼女の上着は肩までずり落ちている。中に着ていたのはキャミソールタイプのネグリジェ。細い白い肩紐が整った肩に引っかかり、白い肌には赤い斑点が点々と咲いていた。

古川修一には、それがはっきり見えた。昨夜、自分が彼女の身体に残した痕だ。

視線が沈み、喉仏がごくりと上下する。訳の分からない熱が、身体の奥からじわじわと広がっていく。

途端に、口の中がからからになった。

松本桜はベッドの上で膝を立て、背筋を伸ばした。小柄なの...

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