第440章

坂田和也は車を飛ばし、そのまま坂田邸へ戻った。

小林絵里は呆れてものも言えない。

買い物だなんて、最初から彼女を連れ出す口実だったのだ。

表情ひとつ変えずに車を降り、屋敷の中へ向かう。

「どこ行く」

背後から腕を掴まれた。

「もう遅いですし、休みたいです」

絵里がそう告げると、和也は平然と返す。

「あとで休めば同じだろ」

そう言いながら、彼は彼女を別の方向へと連れていった。

坂田邸は広い。絵里がまだ足を踏み入れたことのない場所も多い。ひとつの扉の前で和也が鍵を開け、押し開ける。

中には、目が眩むほどのコレクションが並んでいた。

「……これ、全部?」

思わず声が漏れる...

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