第450章

坂田和也は低い声で尋ねた。「そいつは見つかったのか?」

小林絵里は首を横に振る。「いいえ。執事が言ってました。今日はマスクをした使用人は雇っていないって」

寿宴を開くため、急きょ短期のスタッフを大勢入れていた。条件も厳しい。まして使用人にマスクをさせるなど、ありえなかった。

坂田和也の表情がさらに冷える。彼はスマホを取り出し、一本の電話をかけた。

「もしもし、親分?」

庄司玉輝の気だるげな声が返ってくる。

「坂田本家の監視カメラを当たれ」

時間帯を告げると、庄司玉輝の返事を待たずにそのまま通話を切った。

庄司玉輝「……」

今日は休みって話じゃなかったのか。

ふざけんなよ。...

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