第454章

坂田和也はリモコンを取り出すと、そのままボタンを押した。テレビの背面壁から、ゆっくりとスクリーンが降りてくる。

スマホを開き、ミラーリングを開始した。

次の瞬間、庭で起きていた一部始終が映し出された。

誰かが坂田お婆さんの車椅子を押している。そしてその光景に気づいた小林絵里が、慌てて駆け寄ってくる――映像はやけに鮮明だった。

車椅子が途中で止められるところまで。短い動画だが、事実は十分すぎるほど語っている。

坂田和也は声の温度をさらに落とした。

「この件は小林絵里とは無関係だ。車椅子を押して、あいつに罪を被せようとした人間は俺が必ず突き止める。今ここで名乗り出るなら、まだ余計なこ...

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