第463章

小林絵里は胸の中がぐちゃぐちゃだった。

ほどなくして、洗面所からシャワーの水音が聞こえてくる。小林絵里はようやく息をついた。

少しずつ力が抜けていき、彼女は自分の身体を抱きしめる。

まどろみに落ちかけた頃、隣のマットレスがふっと沈んだ。坂田和也が、ひんやりとした水気をまとった身体を寄せ、そのままきつく抱き込んでくる。

小林絵里は動かない。抵抗もしなかった。

坂田和也が彼女の肩にそっと口づける。

「おやすみ」

小林絵里のまつげが小さく震えたが、それでも返事はない。

……

翌日。

出社すると、須藤星皓はもう来ていた。清潔な白いシャツを着こなし、陽だまりみたいに爽やかで、全身か...

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