第472章

小林絵里はスタジオへ戻った。

 須藤星皓は彼女の顔色がいつもと違うのを見て、声をかける。

「小林、具合でも悪いのか?」

 小林絵里は首を横に振った。

「ううん。たぶん寝不足なだけ」

 須藤星皓は心配そうに眉を寄せる。

「残ってる作業、何かある? 俺でよければ手伝うよ」

「大丈夫です。ありがとうございます」

 須藤星皓がさらに何か言いかけた、そのとき。

 庄司玉輝が歩み寄り、きっぱりと言った。

「須藤、ちょっと外に来い!」

 須藤星皓はうなずく。

「はい」

 ここしばらく、庄司玉輝は何かにつけて須藤星皓を外へ連れ出していた。

 須藤星皓は実力もあるし、酒も強い。何度...

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