第482章

小林絵里「ふふ、面白いじゃない」

坂田和也「気に入ったならそれでいい」

小林絵里はとうとう堪えきれず、白い目を向けて腕を引き抜くと、そのまま入口へ向かって歩き出した。

背後には坂田和也の大きな影。絵里は十分早足のつもりだったのに、彼は苦もなく追いついてくる。その様子は、まるで散歩でもしているみたいだった。

小林絵里「……」

脚が長いの、そんなに偉い?

周りの者たちはその光景に呆気に取られ、田中が松本幸雄に目を向けて問う。「松本補佐、これは……」どういう状況なんですか。

だが松本幸雄は答えず、図面の一箇所を指して言った。「ここはどういう意味だ?」

田中はすぐさま真剣に説明を始め...

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