第522章

鞭が肌を裂いた。坂田和也は眉を寄せ、坂田正義の言葉を聞きながら、薄く嘲るように言う。

「そこまで俺が憎いなら、今ここで殺せばいいだろ」

「殺したくないとでも思ってるのか?」

坂田正義は打ち疲れ、椅子にどさりと腰を落として荒い息を吐いた。陰湿な目で和也を睨みつける。「南を見つけたら、すぐに殺してやる!」

坂田和也の服は裂け、腕も背中も鞭で皮膚が割れている。じわり、じわりと血が滲み、見ているだけで背筋が寒くなる有様だった。

和也はその姿のまま、平然と鼻で笑う。

「お前が死ぬまで待っても、そいつには会えないと思うぞ」

「この……親不孝者が!」

坂田正義は怒りで胸を上下させ、鞭を握り...

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