第813章

木下常務の顔色もいっそう険しくなり、陰った目で言い放った。

「俺に文句でもあるのか? どんな魂胆だって言うんだ。俺は坂田グループのためにやってる。経緯がどうだろうと、今はあの動画で世論が完全に流されている。いくら弁明しても無駄だ。連中は自分の目で見たものしか信じない。だったら今は、誠意ある謝罪をして、十分な姿勢を見せる。まずは騒ぎの熱を冷ますんだ。そのあとで調査結果をきちんと公表すればいい。そうするのが一番現実的な解決策だろう!」

興奮気味のまま、木下常務は坂田和也へ視線を移した。

「和也、お前はどう思う?」

「いいじゃないか」

坂田和也は木下常務を見つめ、薄い唇にわずかな弧を描か...

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