第816章

彼の一生は坂田グループに捧げられた。大功労者ってやつだ!

坂田正義でさえ、あの男に会えば一応は丁重に接する。それなのに――坂田和也ごときが、いったい何様なんだ。

そんな口を利く度胸があるってのか?

佐川常務はすっと立ち上がり、顔色を悪くした木下常務を見下ろして、ふっと薄く笑う。

「木下なあ、歳相応って言葉、知ってるか。余計なことばかり考えるな。お前はまだ坂田グループの株主だ。老後だって悠々と過ごせる。だが株がなくなったら――この先、どうする?」

そう言い捨てると、そのまま会議室を出ていった。

室内の面々も、気まずそうに次々と席を立つ。残ったのは木下常務と、数名の株主だけ。

誰の...

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