第91章

松本桜の表情がスッと険しくなった。「必要ないわ!」

そう言い捨て、泥酔している小林絵里を支えながら横を通り抜けようとする。

しかし、男たちは再び彼女たちの行く手を遮った。

「お姉ちゃんたち、お兄さんたちが優しくしてあげるからさ。ほら、車に乗りなよ。絶対にいい思いさせてやるから!」

そう言い放つなり、いきなり松本桜と小林絵里の腕を強引に引っ張り始めた。

「離して!」

松本桜は声を張り上げた。「これ以上つきまとうなら、警察を呼ぶわよ!」

だが、男たちは彼女の警告など全く気にも留めない。二人掛かりで松本桜と小林絵里を力ずくで引きずり、道端に停めてある車へと向かっていく。

「やめて、...

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