第929章

翌日、須藤星皓がスタジオに着くと、自分のデスクにギフトボックスが置かれているのが目に入った。

「……これ、どこから?」

首をかしげると、立田がまたしてもずいっと寄ってくる。

「庄司さんが戻ってきたんですよ。みんなにお土産、配ってました」

庄司玉輝が、戻ってきた?

須藤星皓は少し意外に思った。帰国(というより帰社?)の気配など、まるで感じなかったからだ。

箱を開けると、中には南城の名産が詰められていた。花餅からふわりと濃い香りが立ちのぼり、それだけで肩の力がすっと抜ける。

そこへ立田が、いかにも噂好きの顔で身を乗り出してくる。

「須藤さん、どうです? あの子と付き合ったんですか...

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