第153章

サマー視点

教室の窓から差し込む朝の光が、今日はいつもと違って感じられた――柔らかくて、どこか赦すような。私は席に座り、使う気もないペンを指で握ったまま、ノートを取っているふりをする。トンプソン先生はフィールド・デーの段取りを延々と説明していた。リレーのチーム編成だとか、用具の担当申し込みだとか。頭のどこかで言葉は受け止めているはずなのに、内容は一つも残らない。

考えているのは、四月十五日のことだけだった。

その日付は、静かな水面に落とされた石みたいに私の中に沈んでいて、そこから広がる波紋が、ほかのすべてを揺らしていた。トンプソン先生の声はただの環境音になり、私は先生が掲示板に留めている...

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